股旅堂古書目録 第10号

▼「股旅堂古書目録 第10号」
  〜戦前から現代の性風俗資料、及びその周辺文化
  2013年12月に発行いたしました!! 

  巻頭特集:「旅」について 〜 matatabido on "Tour"

遊廓、娼妓、花街、カフェ、盛り場、裏社会、犯罪など、都市風俗・性風俗資料全般、商業資料、戦時資料まで、2300点ほど掲載。


↑ たくさんの御注文をいただきまして、ありがとうございました。掲載商品の受注は終了いたしました。


 昔、長い旅をしました。
 大阪から船で上海へ渡り、中国をウイグル自治区まで横断。山を超えてパキスタンに入り、イランへ、そして北上し旧ソ連アルメニアグルジアを通ってトルコへ。その後、ブルガリアユーゴスラビアハンガリークロアチアスロベニアと東欧、イタリア、フランス、スペインと南欧を回り、結局、日本から一度も飛行機を使わず、陸路のみでユーラシア大陸を横断し、最西端ポルトガル・ロカ岬へ。最後は旅の最中に知り合った友人を訪ねて、この旅で初めて飛行機に乗り、リスボンから大西洋を越えてロサンゼルスへ飛び、そこから帰国。
 日本を出てから7ヶ月。大学卒業後、7年間勤務していた八重洲ブックセンターを上司からの再三の説得を押し切って辞めて旅に出た私は、旅の間に20代から30代に。

 あれから15年。45歳。気付いてみれば古本屋です。そんな股旅堂の屋号の由来にもなっている「旅」についての本を、僅かですが巻頭に揃えてみました。

*なお、表紙の写真は、パキスタン南部・クエッタからバルチスタン砂漠を越えて、イラン国境へ向かうバスの途中休憩。左下に写っている影が29歳の私です。


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なお、『「旅」について 〜 matatabido on "Tour"』というタイトルは、私が大好きな即興音楽集団「タージ・マハル旅行団」のドキュメンタリー・フィルム『「旅」について Taj Mahal Travellers On Tour』から取りました。すみません(笑)

「旅」について [DVD]

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